ブシャール・フィンレイソン

Bouchard Finlayson
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生産者・歴史

ブシャール・フィンレイソンはケープタウンから南東に約120km、南アフリカ屈指の高級ワイン産地として名高いウォーカーベイ地区のヘメル・アン・アード・ヴァレーにあるワイナリーです。125ヘクタールの敷地には現在22ヘクタールのブドウ畑があります。
創立者であるピーター・フィンレイソンは、南アフリカのステレンボッシュ大学で醸造学を学び、1975年にドイツのラインガウにある都市、ガイゼンハイムでさらにワイン栽培・醸造の勉強を重ねました。 その後1976年から1979年の間、南アフリカの設立間もない生産者ボッシェンダルで経験を積み、後にハミルトン・ラッセル・ヴィンヤーズの設立に貢献しました。この経験によって彼は特にピノ・ノワールでのワイン造りで評価されるようになりました。1989年にブルゴーニュのボーヌを拠点とするネゴシアン、ブシャール・エネ・エ・フィスの一族であったポール・ブシャールのゲストとしてボーヌに4日間滞在するというチャンスが与えられ、そこでこの2人の画期的なパートナーシップが誕生しました。ピノ・ノワールへの情熱を分かち合った2人はヘメル・アン・アード・ヴァレーに未開拓の土地を購入し、ブドウ畑に変えていきました。最初のブドウ樹は1990年に植えられ、また買いブドウによるワインは1991年に初めて醸造されました。
2017年にはピーターのアシスタント・ワインメーカーとして働いていたクリス・アルブレヒトがピーターに代わってワインメーカーに就任しました。彼の下、セラーは常に進化の過程にあり、ブシャール・フィンレイソンのチームは南アフリカにおけるプレミアム・ワイン生産の最前線に立ち続けられるよう、ブドウ栽培とセラーでのワイン造りに磨きをかけています。

気候・土壌

ヘメル・アン・アード・ヴァレーはウォーカーベイ(Walker Bay)地区内の小地区で、わずか数キロ南に位置する大西洋から吹く海風による冷涼な気候が特徴です。渓谷を囲む山の峰々がこの風の湿気を閉じ込めることにより冬は霜が降りず夏は涼しい日が続くため、収穫までの数ヵ月間はブドウの成熟期間が長くゆっくりとしたものになります。つまりこの冷涼な海洋性気候はピノ・ノワールを造るために最適なテロワールと言えます。最も標高の高い畑は海抜400メートルに位置しています。
土壌は主にボッケフェルト頁岩で、二重構造になっています。 上層は粘土と砂利(鉄鉱石と花崗岩の粒子)の混合物からなり、下層は細かい粘土頁岩で、水分の保持力が高い土壌です。また湿気や熱ストレスから植物を保護する役割も果たすとともにワインに複雑さと凝縮感を与えています。

栽培方法・畑での仕事

最初のブドウ樹が植えられて以来、このエステートではブルゴーニュで昔から行われている高密植栽培を実践しています。畑の大部分において1ヘクタールあたり6000から8000本のブドウ樹が植えられています。これはブドウ樹同士の健全な競争を促し、色、凝縮度、タンニンを向上させるという利点があります。また南アフリカの温暖な気候では葉が多く茂るため、畑の土が直射日光にさらされる面積が少なくなり、畑の中に涼しいマイクロ・クライメイトと呼ばれる他とは異なるテロワールが生まれます。
個々のブドウ樹からの収量は低く抑えられており、大半の畑でブドウ樹は二枝式長梢剪定法(ドゥーブル・ギュイヨ方式)で仕立てられています。
ブドウが色づき始めるヴェレゾンの時期にはグリーンハーベストが行われ、この時点で未熟なブドウは摘み取られます。約三分の二の果実は樹に残され、収穫までの間さらに風味が凝縮されます。
ブドウはすべて手摘みで収穫されます。ブドウの房は最適なフェノール熟度に達したものだけを収穫するため、各房を完璧なタイミングで収穫できるよう同じ畑を複数回にわたり収穫することもあります。

目指しているワイン造り

ブシャール・フィンレイソンの哲学は、古くから受け継がれてきたワイン造りの伝統を尊重しつつ、常に革新的であり続けるという考え方に基づいています。ブドウ畑はブルゴーニュの伝統的な高密植栽培を模倣していますが、醸造においては、アンフォラでのアルコール発酵・熟成を始めとする様々な新しい方法を取り入れています。またワインの清澄と沈殿に使用する媒体を最新のものにすることにより大半のワインがヴィーガン対応となっていること、軽量ボトルへの移行により年間約6.4トンガラスの削減に成功したことなど、持続可能なワイン造りのための取り組みを行っています。
また自然環境保全のための取り組みも行っています。所有するブドウ畑以外の100ヘクタールの土地に生息する西ケープ州固有の植物フィンボスの長期的保護に貢献しています。

  • カテゴリーワイン
  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ

テート・ド・キュヴェ・ピノ・ノワール

Tête de Cuvée Pinot Noir
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  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ
  • 容量750 ml
  • 度数14度未満
  • ビンテージ
  • 参考小売価格(税抜)オープン

*輸入数量が限られているため現時点では業務店様のみに販売しております。

・ブドウ品種:ピノ・ノワール 100%
・熟成:フレンチオークで11ヵ月(新樽比率60%)
・平均樹齢:22~25年

ピノ・ノワールの最高峰であるテート・ド・キュヴェ・ピノ・ノワールは、特別なヴィンテージの厳選された樽からのみ、ボトル詰めされるワインです。品種はピノ・ノワール100%。2つの最も古い区画を含む7つの異なる畑の樹齢22~25年の木のブドウが使われており、収量が低く抑えられることでより果実は凝縮した状態で収穫されます。ピノ・ノワールが完璧に熟したヴィンテージのみ生産されるワインで、過去5~6年のうち3回ほどリリースされています。
新樽比率は最大で60%で、11ヵ月樽熟成を行います。 繊細な風味のウォッシュタイプのチーズ、ナッツの香りのするセミハードチーズ、キノコのリゾット、皮目をカリっと焼いたジューシーな鴨胸肉、クランベリーソースを添えた肉料理などとの相性は抜群です。

ガルピン・ピーク・ピノ・ノワール

Galpin Peak Pinot Noir
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  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ
  • 容量750 ml
  • 度数14度未満
  • ビンテージ
  • 参考小売価格(税抜)オープン

*輸入数量が限られているため現時点では業務店様のみに販売しております。

・ブドウ品種:ピノ・ノワール 100%
・熟成:フレンチオークで11ヵ月(新樽比率30%)熟成、ブレンド後タンクで3か月熟成
・平均樹齢:10~30年

ヘメル・アン・アード・ヴァレーの南端にある山、ガルピン・ピークの斜面で栽培されているピノ・ノワール100%のワインで、まさにフラッグシップと言えるワインです。
ピノ・ノワールはテロワールを如実に表現する品種として知られていますが、ガルピン・ピーク・ピノ・ノワールは、この独自のテロワールで造られるピノ・ノワールのバランスの良さとエレガントさを完璧に表現しています。洗練された味わいと上品なタンニンを持つこのワインは、セラーで熟成させることでさらに複雑さと豊かさが増します。
樹齢10年から30年の8つの畑のブドウが使われています。それぞれの畑の区画は別々に醸造され、その特徴を際立たせることに重点を置いています。
フレンチオーク(うち30%が新樽)で11ヶ月熟成後ブレンドし、さらにタンクで3ヶ月間熟成されます。 エメンタールチーズ、サーモン、鴨や牛肉など、このワインはほとんどの料理に合います。

ハンニバル

Hannibal
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  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ
  • 容量750 ml
  • 度数14度
  • ビンテージ
  • 参考小売価格(税抜)オープン

*輸入数量が限られているため現時点では業務店様のみに販売しております。

・ブドウ品種:サンジョヴェーゼ 40~50%、ネッビオーロ、ピノ・ノワール、シラーズ、バルベーラ、ムールヴェードル
・熟成:フレンチオークで12ヵ月(新樽比率17%)熟成

北イタリアの品種とフランスの品種の個性的なブレンドの赤ワインで、すべての品種はヘメル・アン・アード・ヴァレーの畑で栽培されています。ブレンドの中で最も配分が高いサンジョヴェーゼは40~50%含まれ、ネッビオーロ、ピノ・ノワール、シラーズ、バルベーラ、ムールヴェードルがそれを支えています。
ブシャール・フィンレイソンは、1989年に初めてサンジョヴェーゼとネッビオーロを南アフリカへと輸入、そして試行錯誤の末12年後にハンニバルがリリースされます。このワイン名は、紀元前200年頃カルタゴの将軍ハンニバルが、アフリカゾウの背中に乗り北アフリカからローマ侵攻を行ったという逸話から名づけられました。これはブドウ栽培における旧世界と新世界のつながり、同時にフランスとイタリアのワイン産地のつながりを象徴的に表現している名前です。
6週間かけて手摘みで収穫し、タンクで品種ごとにアルコール発酵を行った後、それぞれのワインは樽に移され、12ヵ月間フレンチオークでの熟成(新樽比率17%)を経てブレンドされます。
ハンニバルは特にインド料理やスパイシーな料理、または濃厚なパスタ料理、ラザニアなどトマトベースの料理などとも合い、チーズなら熟成したペコリーノ、グラナ・パダーノ、アジアーゴなどととても良くマッチします。

ミッションヴェール・シャルドネ

Missionvale Chardonnay
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  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ
  • 容量750 ml
  • 度数14度未満
  • ビンテージ
  • 参考小売価格(税抜)オープン

*輸入数量が限られているため現時点では業務店様のみに販売しております。

・ブドウ品種:シャルドネ 100%
・醸造方法:樽発酵、5~10%のみアンフォラで発酵
・マロラクティック発酵:部分的に行う
・酵母:自然酵母
・熟成:フレンチオークで8ヵ月(新樽比率30%)熟成、5~10%のみアンフォラで熟成

ヘメル・アン・アード・ヴァレーの畑で栽培されたシャルドネを100%使って作られる白のフラッグシップ・ワインです。
このワインはヘメル・アン・アードの冷涼な海洋性気候のテロワールを完璧に表現しており、よく溶け込んだオークのリッチさと、ミネラル、柑橘系の香りのバランスの良さが特徴です。
このワイン名は、19世紀初頭にキリスト教の宣教師によって設立された病院の跡地がワイナリーの土地から発見されたことに由来しています。
ブドウ樹の平均樹齢は25年。ブドウは収穫後、全房圧搾、樽発酵の後、フレンチオーク(新樽比率30%)で8ヶ月熟成されます。また全体の5~10%はテラコッタまたは粘土製のアンフォラで発酵、熟成されますが、これはワインにフレッシュな要素を与えています。また発酵にはブドウの表面に付着している自然酵母を使用しています。
チーズとバターをふんだんに使用したパスタ、クリーミーでリッチな鶏やサーモンの料理、山羊のチーズやモッツァレラなどのフレッシュなチーズとも良く合います。

クロコダイルス・レア・カイマンスハット・シャルドネ

Crocodile’s Lair Kaaimansgat Chardonnay
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  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ
  • 容量750 ml
  • 度数14度未満
  • ビンテージ
  • 参考小売価格(税抜)オープン

*輸入数量が限られているため現時点では業務店様のみに販売しております。

・ブドウ品種:シャルドネ 100%
・醸造方法:樽発酵
・マロラクティック発酵:部分的に行う
・酵母:自然酵母
・熟成:フレンチオークで澱とともに8ヵ月(新樽比率20%)熟成

ブシャール・フィンレイソンのあるヘメル・アン・アードから80キロほど内陸に入ったオーヴァーバーグ郡に位置するエランズクルーフ・ヴァレー。ここにある単一畑で栽培されたシャルドネ100%から作られている白ワインです。「ワニの隠れ家」(Kaaimansgat)として知られるブドウ畑は、南アフリカで伝説的な地位を持つシャルドネの特別な生産地です。30年以上にわたりブシャール・フィンレイソンはこの象徴的な畑で栽培されるブドウを使い、海抜700~800メートルに位置する畑の”山のテロワール”を表現したワインを造り上げてきました(ヘメル・アン・アード・ヴァレーの標高は海抜120メートル)。カイマンスハットのシャルドネは西ケープ州より1カ月遅く熟すため、秋の冷涼な気温から多大な恩恵を受けることができるのです。
ブドウは全房圧搾、自然酵母を用いて樽発酵の後、澱とともにオーク樽で8ヶ月熟成させます。
スパイシーに調理したサーモン、クリーミーな鶏料理、シーフード、アボカドを使ったカジュアルな料理などに最適です。

サン・バリック・シャルドネ

Sans Barrique Chardonnay
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  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ
  • 容量750 ml
  • 度数14度未満
  • ビンテージ
  • 参考小売価格(税抜)オープン

*輸入数量が限られているため現時点では業務店様のみに販売しております。

・ブドウ品種:シャルドネ 100%
・醸造方法:ステンレスタンクにて低温で発酵
・マロラクティック発酵:行わない
・熟成:ステンレスタンクで6ヵ月澱とともに熟成

クロコダイルス・レアと同様に、エランズクルーフ・ヴァレーにある単一畑で栽培されたシャルドネ100%から作られている白ワインですが、サン・バリック=「樽なし」というワイン名のとおり、こちらのワインは発酵・熟成に樽を使用していません。そのためピュアなシャルドネの果実味を反映した爽やかなクリーンさが特徴で、ミネラル、フレッシュさ、活力に溢れたワインです。
房は丸ごとプレスされた後タンクに移され、36時間かけて低温で不純物を沈殿させます(Settling)。そして不純物が取り除かれた果汁のみをステンレスタンクで、低温・長期間の 発酵が行われます。マロラクティック発酵はなされず6ヶ月澱とともに熟成されることで豊かさがワインに加わります。
牡蠣、グリルまたはボイルした魚料理、シーフードマリネなどによく合います。

ウォーカーベイ・ソーヴィニヨン・ブラン

Walker bay Sauvignon Blanc
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  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ
  • 容量750 ml
  • 度数14度未満
  • ビンテージ
  • 参考小売価格(税抜)オープン

*輸入数量が限られているため現時点では業務店様のみに販売しております。

・ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン 85~90%、セミヨン 10~15%
・醸造方法:ステンレスタンクにて低温で発酵、セミヨンは古樽で発酵
・マロラクティック発酵:部分的に行う
・熟成:ステンレスタンクで6ヵ月澱とともに熟成

ヘメル・アン・アード・ヴァレーの畑で栽培されるソーヴィニヨン・ブランとセミヨンから作られる白ワインです。この地域の冷涼な気候はソーヴィニヨン・ブランにも適しており、ワインは独自の個性を備えています。ブドウ畑は重い頁岩粘土質の土壌で、インド洋から5キロも離れていない立地による冷涼な海洋性のテロワールは、ワインにミネラル、フレッシュさ、トロピカルなニュアンスを与えています。
ブレンドに14%含まれるセミヨンはエッジを和らげ熟成のポテンシャルを高める役割を果たしています。セミヨンの大半は古樽で発酵され、部分的にマロラクティック発酵を行うことで、味わいの幅とテクスチャーを造り上げています。 シーフード、タイ風のスープ、寿司、カマンベールに蜂蜜を添えたものなどと素晴らしくマッチします。

ブラン・ド・メール

Blanc de Mer
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  • 国名南アフリカ
  • 地域ウォーカーベイ
  • 容量750 ml
  • 度数14度未満
  • ビンテージ
  • 参考小売価格(税抜)オープン

*輸入数量が限られているため現時点では業務店様のみに販売しております。

・ブドウ品種:リースリング 50~65%、ヴィオニエ 20~30%、シャルドネ 10~20%、ソーヴィニヨン・ブラン 0~5%
・醸造方法:ステンレスタンクにて低温で発酵
・熟成:ステンレスタンク

リースリングとヴィオニエを主体に、シャルドネを加えたブレンドの白ワインです。ワイン名は「海の白」と訳されますが、ワイナリーに程近いウォーカー湾の白ワインということを意味しています。
ブレンドの約50%を占めるリースリングとシャルドネはヘメル・アン・アードのブドウを使いますが、ヴィオニエはエルギン・ヴァレー(花崗岩土壌)やパール(花崗岩、頁岩土壌)の定評ある畑のブドウを使用しており、これがリースリングとシャルドネの硬質な酸味を見事に引き立てています。ヴィオニエは全てプレス前に完全に除梗され、ステンレスタンクで低温発酵されます。シャルドネは全房圧搾を行いますが、樽を使用せずに発酵・熟成されます。
新鮮なシーフードはもちろんのこと、ブイヤベース、タイ料理やインド料理などの柑橘系の香りをまとった料理とも良く合います。