ポールジロー スパークリング・グレープジュース2018


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ようこそ!ここはポールジロー スパークリング・グレープジュース2018の特設サイトです。
この度お楽しみいただいたジュースについて、生産者や商品の背景など詳しい情報をお伝えし、より美味しくジュースを召し上がっていただこう、というページです。ぜひ最後までお付き合いください!

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まずは、今年のジュースをお試しいただき、ありがとうございました。この商品は、ジュースなのにビンテージのついている、とても珍しい商品です。作っているのは、フランスのポールジロー氏。彼の本業は、コニャック生産者です。

コニャックは、フランス三大ブランデーの一つに数えられる、ブドウを原料にしたお酒です。ジロー家は、コニャック地方にあるブートビルという小さな村で、400年以上の歴史を誇る由緒ある農家です。1800年代からブドウ農家になり、コニャックを作り始めました。当初は誰でも知っている大手ブランドに原酒を販売しているだけでしたが、現当主の代に、満を持して自社ブランドを立ち上げます。それがコニャック・ポールジローでした。
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コニャックにするのかジュースにするのか、その差によって、ブドウの作り方に差異はありません。ジロー氏はどの畑のブドウも、まるで我が子のように慈しみ、丁寧に育てています。毎日必ず自分の目でブドウの生育を確かめ、よりよい環境を与え、最終的には粒のそろった完璧なブドウに仕上げています。

収穫においても、機械によって、枝や葉や、生育不良の実まで一切合切をまとめて収穫してしまうのではなく、人の手でよい実だけを選り分け、生産に回しています。

そのように作られたこのジュースは、農作物であることを体現し、毎年の出来によって色合いや味わいが異なります。それはまるでワインのように、「その年の味わい」を感じることができる、稀有なジュースなのです。
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しかし、ジロー氏の仕事はこれで終わりではありません。寒い冬の外気温を利用し、収穫したブドウのほとんどは、彼の真骨頂であるコニャックになるため発酵され、年明けの蒸留に備えられます。彼の徹底したブドウづくりの丁寧さは、そのままブドウの品質に現れ、熟成を重ねてもブドウのフレッシュさを損なわない、品質の高いコニャックになるのです。

毎年気候が異なるため、その年の収穫レポートを送ってもらっています。今年のブドウの出来を、ぜひジロー氏のメッセージと共にお確かめいただけたら、幸いです。

2018年 収穫レポート

2018年は本当におかしな天候でした。春から6月20日までは嫌というほど雨が降りましたが、逆に6月末から(9月の)収穫まではほとんど雨が降りませんでした。
ですので、条件はとても複雑で、私の考えでは、「農夫の年」だったと思います。
つまり、毎日、毎週、畑に出て、畑とブドウが健やかに育つように何か手助けできないか注意深く見守る必要がありました。なぜなら、健康的で熟したブドウを収穫することが最も大切だからです。
いいものを作るためには、そうやって手間隙を惜しまないことが最善の方法だと考えますが、9月下旬の収穫の2~3週間前は、日本の皆様にジュースを作ることを考えながら落ち着かない日々を過ごしていました。
昨年4月の霜の甚大な被害により昨年はジュースを作れなかったことも記憶に新しく、またもう1年先までお待たせしてしまうのではないかという思いもよぎったほどです。
ですが、いざ収穫を迎えると喜ばしいことに、甘みも酸味も香りも、いつも通りの品質であることが分かりました。
7月から9月にかけてほとんど晴れの日が続いたことで香りはよりフルーティさを増し、果実の糖度が高まったため甘みも増しました。
私はこの結果に大変満足していますし、日本の皆様の期待を裏切るようなことにならずに済んでほっとしています。

2018年12月 ポール・ジャン・ジロー

2018年 王冠(=ミュズレ)デザイン

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ボトルにはシャンパン同様、コルクの上にワイヤーが巻かれています。そのワイヤーとコルクの間にある王冠(=ミュズレ)のデザインですが、毎年違います。2018年ビンテージは青地に「貝」でした。 こちらの「貝」のデザインについてジロー氏に聞いてみました。
時は遡り中世の話になりますが、現在のブートビル村の近くに、ジロー氏と同じGIRAUDという一族がいたそうで、その一族の紋章が3枚の貝をモチーフにしたデザインでした。ただ、この一族が自分の祖先にあたるのかどうか確証が得られないので、貝を一枚だけ今年のミュズレデザインに採用したようです。

ポールジロー氏 略歴

1600年代から続く農家に生まれる。1800年代よりブドウ農家となりコニャックの生産を開始。当初は原酒をグランメゾンに販売するのみだったが、1976年から自社ブランド「コニャック・ポールジロー」の販売を開始し、ブドウの生育から瓶詰まで全てを自社でまかなうプロプリエテール生産を続ける。ブドウは自分の子どもと同じと語り、ほぼ毎日ブドウ畑でその生育を見守る。丁寧な姿勢から作り出されるコニャックは、ブドウの果実味がふんだんに感じられ、大手生産のコニャックとは一線を画す。