酒志貫徹

shu shi kan tetsu

酒育の会が隔月に発行しているフリーマガジン「LIQUL」
~より良い酒ライフを! バータイムをより楽しもう!!~をモットーに、 毎号様々なお酒に関する詳細なコラムを掲載しています。

弊社では2017年11月号より、裏表紙にコラム広告シリーズ「酒志貫徹」を掲載しています。

2018

酒志貫徹 VOL.5   フレンチ・ラム、その原点

ラムを取り扱うきっかけになった
1969年トロワ・リビエールは、
ラムの概念を覆した最高の1本だと思っています。
取り扱いはじめた80年代後半は、
今はないホテル西洋のソムリエに
ブラインドで試して頂いたり、
当時まだこの手のラムが少なかった
こともあって、コニャックと
間違われるなんてエピソードもありましたっけ。

2000年の倉庫火災で古酒の
ほとんどを失ってしまいましたが、
そのおよそ10年後、マルティニーク島の
Cap Est Hotelのバーで“1969年”との
再会を果たすことになります。


コラムの裏話はこちらです。  LIQUL 2018.7 No.14 7月1日発行

酒志貫徹 VOL.4   天にも昇る出会い

30年近く前、19世紀に蒸留されたプレ・
フィロキセラのコニャックを探していた頃、
テセロン氏と親交のあったキングスバリー社の
ロビン・バイヤー社長に連れられ初めて
訪問したのがテセロン社です。

昔教会だったところに
パラディがあり、天使にも
居心地の良さそうな静かで
ひんやりとしたセラーでした。
数え切れないほどの
ボンボンの中身は殆ど全てが
19世紀のコニャック。
今まで見たことの
ない光景でした。

お土産に渡されたボトルには
1847の文字。歴史の深み、
古酒の重厚感がありながら
水のように飲みやすく、
あっという間に 半分空けてしまいました。
出会った事のないコニャックに
圧倒された瞬間でした。


コラムの裏話はこちらです。  LIQUL 2018.5 No.13 5月1日発行

酒志貫徹 VOL.3   発掘の日々

今よりもずっと名酒に出会うことが困難だった時代。
幸運にも、私たちはフランス・ノルマンディー地方に伝わる
カルバドスの銘柄をいくつも発掘することができました。
蒸留したては無色透明で荒々しいスピリッツ。
やがて歳月を重ね熟成されることで、もぎたてのリンゴを
彷彿とさせる本来のフルーティな風味へと生まれ変わります。
まるで、かつての激戦地から今ではのどかな田園が広がる
ノルマンディーの風景のように。


コラムの裏話はこちらです。  LIQUL 2018.3 No.12 3月1日発行

酒志貫徹 VOL.2   1989年はMalt元年

1989年はモルトの始まりのような年でした。この年の酒税法改正により、
原価に対し220%という高い酒税が撤廃されたのです。
それでも、アードベックやシェリー樽のマッカランを売るのに
大変苦労し、ゴードン&マクファイルの主力商品はというと、
まだスコットランドのお土産屋さんに売るミニチュアボトルでした。
地図でスコットランドが分かる人はかなりの通だった時代です。
「Speyside」を知っている人はほとんど変人といっていいレベルでした。
キングスバリーやサマローリは、イーグルサム社で瓶詰めしていましたっけ。
時の経つのは早いもので、自分たちが始めた年でもある
この1989年に蒸留されたウイスキーも、
今では30年近い古酒の部類です。  


コラムの裏話はこちらです。  LIQUL 2018.1 No.11 1月1日発行

2017

酒志貫徹 VOL.1   30年前の真実

先月、8年ぶりに来日したポールジロー氏。
昔の資料を整理していると、30年近くも前に作った
「ポールジローの真実」という広告が見つかりました。
自前でこしらえた素人同然の原稿で、
洗練されているとはとても言えませんが、
どこかほっ、と安心するところがありました。
「ああ、私たちはずっと変わっていないのだ」と。
現当主のポールジロー氏は12代目。
代々ブドウを栽培しコニャックを作ってきたその姿を見て、
私たちは思うのです。氏の魅力は質の高さのみならず、
移り変わる時代の中でも「変わらない」あたたかさではないか、と。
ポールジロー氏のものづくりの中に、自分たちを見ているのかもしれません。


コラムの裏話はこちらです。  LIQUL 2017.11 No.10 11月1日発行