ブランデー,スピリッツ,リキュール

Brandy,Spirit,Liqueur

取扱いブランド

弊社ではシングルモルト・ウイスキー、フレンチ・クレオール・ラム以外にも、さまざまな蒸留酒やリキュールを輸入・販売しております。単に名声や歴史のみを売り物にするわけではなく、品質が伴った酒、一つ一つが毅然とした個性を持つ酒、世界中を探し回って、真に価値ある酒だけをお届けしています。ここではブランデー(コニャック、アルマニャック、カルバドス)、スピリッツ(ジン)、リキュールの3つのカテゴリーに属する商品をご紹介しています。

ブランデー(コニャック、アルマニャック、カルバドス)

「ブランデー」とは、広く「果実類から作られる蒸留酒」を指します。その範囲はとても広く、ブランデーの代名詞とも言えるフランス産のコニャックやアルマニャックを始め、ワイン用ブドウの搾りかすから作られるマールやグラッパ、リンゴを原料とするカルバドスなどが挙げられます。中でもブドウを原料とするブランデーは世界各国で作られており、その他にもチェリーや洋梨、プラムなどさまざまな材料から作られるフルーツ・ブランデーも日本では流通しています。この中から、弊社で主に取り扱っているのはコニャック、アルマニャック、カルバドスの3種。マールやグラッパなどは良質なものが見つかった際に、限定商品として取り扱っています。

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コニャックはフランスを代表する蒸留酒として知られており、一般の方が「高級ブランデー」と言われて想像するヘネシーやマーテル、レミーマルタンといったブランドは全てコニャックです。しかし、弊社で取り扱っているのはそういった大手のブランドのものでは19世紀に作られた原酒を今なお大量に保管し、世界最高の古酒と評価を受けたチャーチル愛飲のコニャックなど、きっとご満足いただけるのではないかと思います。
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コニャックと並ぶ、フランスを代表するブランデーがアルマニャックです。しかし日本において、アルマニャックは不当に低い評価しか与えられていないのではないかと考えています。どうしてもコニャックと比べられることが多く、品質がやや劣るというイメージがあるのかもしれません。しかし決してそんなことはないばかりか、アルマニャックには隠れた銘酒、知る人ぞ知る逸品が多数存在しているのです。その筆頭が「シングル・ドメーヌ・アルマニャック」。個々の農家が作る個性豊かなアルマニャックは、既に絶滅したブドウ品種を使っていたり、ビンテージや瓶詰年などが明記されたりと、まさにブランデーのシングルモルトとも言える商品です。ビンテージ表記ができず、ブドウ品種もほぼ決まっているコニャックに比べ、型にはまらない楽しさがあります。ぜひお気に入りの一本を見つけてください。
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また、最近の日本で徐々に人気が高まっているのがカルバドスです。リンゴと洋梨に由来するフルーティーな味わいが特に女性のお客様に受け入れられており、近年ではシガーに合わせるお客様も増えてきました。由緒あるシャトーのカルバドス、そして地元の農家が自家消費用に作るカルバドス。気軽に楽しめるものから至福の時間を約束する長期熟成ものまで、多くのアイテムを取り扱っております。しかしカルバドスの生産地であるフランスのノルマンディー地方は、第二次世界大戦の激戦地でもありました。当時の略奪や畑の荒廃という理由により、コニャックやアルマニャックと比べても50年以上の古酒はとても希少になっています。

スピリッツ(ジン)

ジンは大麦やライ麦などの穀物を原料とし、糖化・発酵・蒸留などのプロセスを経て、最終的にジュニパー・ベリーなどのボタニカル類で香味成分が加えられています。医療用としてオランダで開発されたジンは英国で確固たる地位を築き上げ、その後アメリカに渡って爆発的に広がりました。現在では、主にカクテルベースとして世界中で楽しまれています。

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世界的なジンの主流は英国で作られる「ロンドン・ドライ」であり、日本においてカクテルに使用されているのも主にこのタイプです。しかし弊社で取り扱っているのは、ロンドン・ドライでもジュニパーを2倍以上効かせたものや高アルコール度数のもの、果実のフレーバーを付け加えたものなど、さまざまなスタイルのジンをご用意しています。また、ロンドン・ドライに若干の甘みを加えた昔のスタイル「オールドトム」も取り扱っています。

リキュール

リキュールとはスピリッツ類に香味成分を加えたもので、混成酒の一種です。一般には「薬草・香草系」、「果実系」、「特殊系」などに分類されますが、弊社で取り扱いのあるリキュールは、ほとんどが「果実系」に属するリキュールです。

弊社では「リキュールほど素材の良さが前面に出るお酒はない」と考えています。そして、その素材の良さが最大限に引き出されているか、という点も重要です。素材を厳選し、ていねいにその良さを引き出す。本来上質なリキュールというものは、大量生産ができない手作りである、という結論に至るのです。