J. バリー
J. BallyJ. バリーは、マルティニーク島において純粋なサトウキビジュースからラムを生産することを始めた、最初の蒸留所の一つだと言われています。かつては砂糖の小規模生産者で、ペレ山の近くにあるラ・カルベに居を構えていました。しかし1917年、当時エンジニアだったジャック・バリーが買収。アグリコール製法だけでなく、コニャックの生産に感銘を受けて自身のラムをオーク樽で熟成させることを思いつくなど、彼はまさに「熟成アグリコール・ラムの創設者」とも言えるでしょう。 また、当時まだ稀少であった三角形や四角形のボトルを用いることにより、J. バリーの知名度は飛躍的に向上。樽の中でゆっくりと時を刻みながら、比類ないアロマが移し込まれたJ. バリーは、パリ農作物コンクールにて数々の賞を受賞しています。
- カテゴリーフレンチ・クレオール・ラム
- 国名フランス
- 地域マルティニーク島
J. バリー ブラン
J. Bally Rhum Blanc香りには程よい強さがあり、フローラルな印象。オレンジの花やハチミツ、また草のような香りも強く、ライムのように青みがかった柑橘系のフルーツ香も認められ、まさにサトウキビの複雑さが詰まっています。同時にシトラスやパイナップル、バナナのような南国の果実味にも溢れており、サトウキビの真ん中に立っているような印象を受けます。味わいはまろやかでバランスが良く、口内でふくよかに広がっていきます。
J. バリー アンブレ
J. Bally Rhum Ambreこのアンブレは、26,000リットルの大樽で18~24ヶ月間熟成された商品です。バニラやイチジク、ナツメヤシ、サトウキビ、そしてタバコの葉のようなニュアンスが感じられます。ストレートで味わうほかに、カクテル「ティ・ポンシュ」のベースとしても最適。