株式会社ジャパンインポートシステム JAPAN IMPORT SYSTEM

社長メッセージ

ごあいさつ
株式会社ジャパン インポート システム 代表取締役 田中克彦
大正の終わりに祖母が築地で酒屋を創業し、昭和になって父が会社組織にして、その一部門と免許を引き継いで平成元年に私が株式会社ジャパンインポートシステムを起業いたしました。家業ということが洋酒の輸入を始めるきっかけではありましたが、自分の仕事選びという面では、「海外とかかわりを持つ」と「食に関する仕事」という二つのキーワードがありました。

酒を通して海外の文化を紹介し、楽しみを伝えたい。その土地の風土や歴史、造り手の技が見える「本物の酒」を探す旅を始めて30余年。世界中の産地に足を運び、造り手に会い、商品を吟味し、選び抜いた納得のいく逸品だけを輸入してきました。取り扱う銘柄が増えた今も、私は全ての商品に関わり、自分で確かめています。

2016年8月、築地から日本橋へ本社を移転しました。

生まれ育った築地には愛着がありました。ランチの後に界隈を散策すると、こぢんまりとした店先に並ぶ魚、野菜や果物といった食材を通して四季を感じることができ、お腹だけではなく心も満たしてくれる場所だったのです。そんなこともあって、移転先は昔からある雑多でにぎやかな町にしたいと思っていました。

引越しの日、移転先に新しく作ったテイスティングルームの棚に、大事に運んできた世界中の酒のサンプルを並べました。弊社の歴史のたまものである、1,000種類以上のサンプル。それぞれに個性があり、思わず手を止めて試飲してしまった貴重なものなど、流行りすたりを全く感じさせない本当に良いものばかりでした。

最後の一本を並べ終わると、これら逸品の造り手と、弊社を育てていただきましたお客様への感謝の念が沸いてきました。創業の頃とは世の中もすっかり変わってしまいましたが、築地で養ったアナログ的な感性に、日本橋でさらに磨きをかけ、これからも皆様に愛される会社にしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社ジャパンインポートシステム
株式会社ジャパン インポート システム 代表取締役 田中克彦
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